🧑🏻‍🦰✨STEM Leaders渋谷区プロジェクト活動報告💪🧔🏻

こんにちは!STEM Leadersです(*^^)

概要

内容:渋谷区役所の職員の皆様と共にデザインシンキングを行ってきました!

🌿〖シブカツとSTEM Leadersについて〗🌿

現在STEM Leadersでは、定期勉強会や地域・社会課題解決セミナーでSTEMスキル・知識を日々身に付けています。私たちはスキル・知識のインプットだけでなく、アウトプットとして 「55歳以上の渋谷区民のセカンドライフ充実のために渋谷区が提供しているサービス『シブカツ』をより多くの方に楽しんで貰えるにはどうすれば良いか」を課題とし、アクセンチュアの社員さんの手厚いサポートを頂きながら大学生が主体となってその改善案を考え続けています。これまでは渋谷区から頂いたデータを分析して高齢者の方々の興味や悩みを見つけたり、渋谷区の山崎部長を直接訪問して求められているニーズを聞いたりという活動をしていましたが、2月14日(金)に貴重なお時間を割いて頂き、渋谷区の山崎部長と渋谷区役所職員2名、アクセンチュア社員2名(村重さん、杉山さん)と渋谷区プロジェクトメンバー5人の合計10人でデザインシンキングを行い、シブカツに対する案を出し合いました!

🌿 〖デザインシンキングをシブカツに当てはめる〗 🌿

〜まずはデザインシンキングに必要な雰囲気作り〜
1月11日の課題解決セミナーで学んだデザインシンキング(デザインシンキングについての記事はこちらをご覧下さい!(^^)!
「55歳以上の渋谷区民が渋谷区役所と繋がるにはどうすれば良いか?」をテーマにしてワークを行いました。デザインシンキングはイノベーションを創り出すための人間中心のアプローチなので、政治状況や周りの環境を気にすることなく、あくまでも「人」に焦点を当てて事業計画に臨みます。今回は「①人間中心・個人にフォーカスを当てること」、職業、年齢、性別、全く違う人とグループになり「②多様性を活かすこと」、これ微妙かな?と迷ってもとりあえず意見を出してみて「③早く失敗して再挑戦すること」の3つを柱にして案を出し合いました。お互いの意見を尊重し合い、年長者だからと気を遣ったり、年下だからと遠慮したりする事を禁止して『優劣を付けないみんなフラット』な場を作ってからワークに入りました。

〜ペルソナを大事にしたアイデア出しを〜

デザインシンキングをするにあたり2つのペルソナを用いてアイデアを出し合いました。1人目は活発的で能動的で自分の好きな事のためならバリバリ動く男性Aさん🧔🏻、もう1人は少し控えめであまり外に出ない女性Bさん🧑🏻‍🦰です。

🗣💭まずはワーク1として、AさんとBさんが考えていそうなことや気になりそうなこと、何を思っていて何をしていそうかをその人になりきって意見を出し合いました。

🤔🙄次にワーク2としてワーク1で出た人物像を元にしながら、その人がシブカツに参加すると仮定した時、シブカツに参加しようと思うまでの経緯と、参加中・参加後の行動パターンや気持ち・感情の変化、その際に生じるであろう悩みを出していきました。

😃💡そしてワーク3として、ワーク2で出た悩みの種の中から自分が「解決したいな」あるいは「解決出来そうだな」と思う悩みの種を選び、その悩みの種をアセットと共に解決していきました。この悩みの種こそが各ペルソナが抱えている課題の本質だと気が付きました。

🌱✨最後にワーク4として、ラウンドロビンを行いました。これは先程選んだ悩みの種を解決する策を1人目が考え、2人目はそのアイデアに対してわざと批判的な意見を出し、3人目がその批判意見を踏まえて改善した最終的な案を出すアクティビティです。これをすることでより実現的で成功しやすい解決策を出すことが出来ます😳

このように説明しても想像が付きにくいと思うので実際の最終的な意見を1つずつ紹介します☺️

🙌🧔🏻Aさんの場合…
・悩みの種→自分の趣味と完全に合致するような取りたい講座が無い
・アセット→デジタル
・解決策1→参加者にアンケート形式で希望を聞く
・批判点→希望や好みを言語化するのは難しいかもしれない、回答率が低かったら意味が無い
・策1と批判点を組み合わせた最終的な案→ジャンル分けなどを予めしておいて投票しやすくなっている選択肢をセットしたタブレットを使って投票をしてもらい、人気を得たコンテンツを追加していく。またそのタブレットも区役所に訪れた何かのついでに使用してもらうことで投票率を上げる。
🧑🏻‍🦰Bさんの場合…
・悩みの種→生活リズムが崩れるかもしれない(家族のためにご飯を作ったり家事をすることがルーティン化している)
・アセット→生活
・解決策1→早朝に開催する短時間講座を開設する
・批判点→早朝だとお昼ご飯の準備があるので結局生活リズムが崩れるかもしれない、そもそもその時間に参加する人がいるのかも疑問
・策1と批判点を組み合わせた最終的な案→講座の開設時間を一定化するのではなく、希望時間を取りながらフレキシブルに対応する、ビデオ通話でも参加できるようなコンテンツを取り入れるこのようになります😳
画像1
活動の様子①

画像2
活動の様子②

画像3
活動の様子③

👀まとめ

😮〜渋谷区民のためのサービスなのにペルソナをあまり考えていなかったことに気が付いた〜今回はAさんとBさんの2人のペルソナを用いたデザインシンキングを行い、この2人に特化した解決策が提案されました。職員の方からも「このような考え方は初めてで、彼らのためのサービスなのに彼ら自身のことを深く考えていなかったことに気がついた」という感想を頂きました😳冒頭でも述べましたが、デザインシンキングは「人」中心のアプローチなので、個人に合わせた案が生まれます。私自身も、シブカツを改善するにあたり最初に思い浮かんだアイデアと、最終的に出した解決策が全く違うものだったので驚きました。これからはこの2人だけのペルソナを、渋谷区民全体に広げる必要があります。そのため今後もSTEM Leadersではこのような活動を自主的に行い、より良いシブカツを作れるようなアイデアを出していきます🌱

✨今後の方向性を考えるとても密度の濃い実践的な場になりました!お忙しい中ご協力頂きました渋谷区役所の皆様、アクセンチュアの皆様、本当にありがとうございました🙇‍♀️

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